シングルベッドに2人

外来看護師を終えて病棟に戻り仲の良い後輩の助手ちゃんと病棟清掃に励んだ結果右母指を負傷した日の帰り道、いつも通り保育園のお迎えへ

教室まで迎えに行くと足早に自分の下駄箱まで走り自分で靴を履けたことをいつも自慢する子ども

疲れたから今日は真っ直ぐ帰ろうと子どもを抱え車に乗せようとした時、聞き覚えのある、聞きたくない音が子どもから聞こえた気がした

すぐに背部に耳を押し当て、やめてー!と笑う子どもを黙らせ聴診

ステートが無くても驚くほど聞こえるヒュー音

保険証があることを確認し呼吸器小児科アレルギー科の三拍子の揃ったクリニックへ走る

かかりつけ医じゃだめかもしれないとなぜかこの時感じ取ったのは間違いではなかった。もしかしたら同じ経過を辿ったのかもしれないが、この選択はきっと間違っていなかった

コロナ禍のなか、咳嗽でクリニックに罹るのはやはり抵抗はある。しかしそんなことは言っていられなかった

検温はクリアするものの車内待機、電話で問診、電話で呼び出され個室待機

看護師さんたちは皆N95の上からサージカルマスクをしてフェイスシールドをして予防衣を着用していた。それでも分かる子どもに対する笑顔と優しさが安心感を与えてくれた

診察の結果は案の定喘息

以前風邪喘息かもしれないとは言われていたものの、今回は風邪の症状もなく始まった咳嗽

「もう少し来るのが遅かったら救急車でしたよ」なんて先生真顔で言うもんだからこっちの顔が引きつったよ

ステロイド飲んで良くならなかったら紹介しますね。酷い時は吸入してください。夜間帯に発作出やすいから気をつけて、発作が止まらない時はすぐに救急です。吸入は救急に罹るまでの繋ぎだと思ってください」

そんなに悪いと思ってなかった私はもう、あ、ハイ…って返事しか出なかったし頭の中パニック

ただでさえパニック障害なのにいきなりそんなこと言われてパニック起こさない訳がないわ

この日は畳半畳くらいの空間で吸入して吸入器購入して翌日再診してくださいって言われて帰宅

夜間特に問題なく寝てくれたので一安心

 

翌日朝イチで受診

聴診されて悪くはなってないとは言われたものの良くもなってはいなかったみたく、また昨日と同じ畳半畳の空間で吸入し改めてまた明日再診と言われる「明日良くなってなかったら紹介するので朝イチにきてください」と念押しされ帰宅

 

翌日朝イチで受診

聴診の結果無事紹介となり隣市の市民病院へ

「すぐ行ってください!」と予約表と紹介状渡され(子どもは紹介状無料なのか…?)なんて思いながら市民病院へ

診察の結果無事入院となる

 

入院後はステロイドの点滴と吸入で速やかに症状は改善し4日間で退院となる

子どもが24時間持続点滴されている姿はまるで普段からは想像のつかない切ない姿だった。替われるなら替わってあげたいと切に思った

入院初日は「おうちかえりたい」と繰り返し繰り返し言っていたもののすぐに順応し、子どもの順応力の高さに驚かされた

子どもはあまり気にしていなかった様子だけど私は輸液ポンプの点滅する光が気になって仕方なく全く眠れなかった

そのうえ子どものベッドに一緒に寝ないといけない

子どもの足は飛んでくるし手は飛んでくるし極め付けに私の胸に頭乗せて寝てるしこの時だけはしばいたろうかという気持ちがよぎりましたな…

初日は不眠で経過したものの後の2日はBZ系の薬飲んでなんとか眠らさせて頂きました。多分ラウンドにきた看護師さんたちにこいつ寝過ぎとか思われただろうな…

3泊4日の入院生活で得たものは自分の布団のありがたみですね…

 

気管支喘息発作、甘くみてはいけない

子ども入院することなんてないよなあって思いながら一応保険加入してたけど加入しておいてよかった

本当によかった

保険屋の回し者ではないので社名は出さないけど子どもに保険大事………安いところでいいから入っておいていいと思う。安いから掛け捨てでいいやって思えるし…

 

子どもが入院したはずなのに私のほうが体調悪くなるのはストレスなのか疲労なのか!!!